ラナイ島南側のマネレ湾とフロポエ湾の間にそびえ立つスイートハートロック、通称プウペヘ。高さ24メートルのこの岩には、マウイ島ラハイナの少女プウペヘとラナイ島の戦士マカケハウの悲しい伝説がある。
マカケハウは、プウペヘの美貌に見とれ、プウペヘを見るたびに感動で涙を流し、目をかすませていたという。ハワイ語でマカは「目」、ケハウは「かすみ」という意味。
そんなある日、マカケハウはプウペヘをマネレ湾の海食洞にかくまり、自分は食料を調達に沖に出ました。その間に大きな波がマネレ湾を襲い、マカケハウが戻ったころには、プウペヘは亡くなっていました。悲嘆にくれたマカケハウは、この24mの岩に登り頂上にプウペヘを埋葬し、自身は岩から身を投げ命を絶ちました。
そんな伝説がある、このスイートハートロックは、迫力満点のラナイ島のシンボルです。